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エディアイカウメモリアルはジョンジョンフローレンスが優勝!



皆さんご存知のように、エディアイカウメモリアルはジョンジョンフローレンスが優勝しました。


歴代最年少での優勝はまさに快挙であり、弱冠24歳ながら、サーフィン界を背負って立つ彼は、まさにスーパースターと言えるでしょう!


私は朝の五時ごろまで起きて観ていたのですが、眠気に負けてしまって、脇田貴之のヒートが見れませんでした‥


次にライブを観れたのは、11時ごろのちょうどジョンジョンフローレンスの優勝が決まった瞬間ぐらいで、最後にちょっと観れたのは良かったけど、ガンバって起きていれば‥と少し後悔しました。


今回の大会は、一見ちょっとまとまりのないコンディションのように思えましたが、波のサイズは十分にあり、開会を宣言したエディアイカウの実弟のクライドアイカウも、今までの大会の中で一番の状態であると話していました。


ちなみに彼は66歳、画面を見ていて、正直私は彼がワイメアを滑るとは思いませんでしたが、ヒートに出る前のクライドアイカウは凛々しく、緑色のシングルフィンのガンがめちゃくちゃカッコ良かったです。


もちろん、しっかりと波には乗って、65点をマークするライドもしていました。
クライドアイカウは、今回を最後の大会とするそうです。お疲れ様でした。。


全ては観れませんでしたが、サーフィンの大会をしっかり見たのは初めてなのでした。
今回は特にエディアイカウメモリアルとあって、印象に残るシーンがたくさんありました。


まずは、シェーンドリアンが頭から波のリップをかぶってワイプアウトした1ヒート目。


その後、無事にボードに乗りパドルアウトしてきた彼は、自分の頭をポンポンと二回叩きます。


解説者によると、これは、「大丈夫、怪我もないしokだよ」ということをライフガード等周りの人々に知らせるサインなんだそうです。


周りの自分を心配してくれている人たちへの気遣いが、ルールにも書かれていないこのようなサインを生んだことに少し感動しました。


次はやはりケリースレーター。


解説者も言っていましたが、やはり彼のスタイルは非常にスマートで綺麗。絶対的な安定性があるように思いました。


先日亡くなったブロックリトルにバレルを捧げると心に決めてヒートにのぞんだケリースレーターですがきっちりとその約束を果たしていました。


そのほかにも印象に残るシーンはたくさんありました。。


エディアイカウメモリアルには、前乗りなどのルールがありません。


エディアイカウは決して波を独り占めせず、必ずシェアして乗ったそうです。


自然の恵みをシェアする‥


私たち自然に生かされている人間にとっては種の保存のためにも当然のことであるかもしれませんね。


会場にいる人たち、選手達、解説者、画面に映る全ての人が皆とてもこのイベントを楽しみ、そして笑顔で、最高にハッピーで、何よりサーフィンやハワイの自然を愛しているんだな‥ということがありありと伝わってきた大会でした。


遭難しそうになっている仲間を助けるために、意を決して一人で島に救援の要請を得るべくパドルしていったエディアイカウ‥


人々から愛された偉大なビッグウエーバーであり100人以上の命を救った名ライフセーバーである彼が残したものは、永遠にこのような形で引き継がれていくのでしょう。


エディアイカウメモリアル、次は何時の開催になるのか楽しみです。

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エディアイカウメモリアルに再びイエローアラート




エディアイカウメモリアルに再びイエローアラートがでました。

先日、2月10日に予定されていた、エディアイカウメモリアルですが、波のサイズが規定の大きさまで上がらなかったため、直前でキャンセルとなりました。


しかし、ここにきて、再び開催の運びとなりそうです。


予想によると、今週木曜日には、ハワイのオアフ島に20〜25フィート級の波をもたらすうねりが到達するとの事。


ここ31年間で開催されたのは、わずかに8回。


今回のうねりは、北太平洋にある二つの嵐がもたらすもので、コンディションが整えば、念願のエディアイカウメモリアルの開催となります。


待機期間は29日迄なので、どうやら最後のチャンスとなりそうです。


楽しみですね!


詳細については、また随時ブログでお伝え致します。

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リップカールが北朝鮮内で労働者を不当使用



リップカールが北朝鮮内にて労働者を不当に使用していたようです。

先日、1年間で最もサーフィン業界に貢献、寄与したサーフブランドとして、SIMAから最多5部門の受賞が発表されたサーフブランド大手メーカーのリップカールですが、スキャンダラスなニュースが飛び込んできました。


北朝鮮内の工場で、労働者を不当に使用していたとの事。


内容としては、極めて安い賃金でいわば奴隷的状態での使用状況であったとの事で、時には賃金が支払われない状態の時もあったようです。


また、製造国についても偽装がされていたようで、北朝鮮で製造がなされているにもかかわらず、中国製とのラベルで出荷されていたようです。


製造されていた主な製品は、2015年の冬の商品で、スノーボードウェアなど。


その他の大手アパレルメーカーも、同じような状況で労働者を使用していたようで、リップカールはそのうちのひとつであったようです。


オーストラリア国内で販売されている衣類の90パーセントはアジア圏から輸入されてきたもので、それらは、極めて安い不当な賃金で雇われている女性達によって作られたもの。


これらの状態が引き起こされたのは、リップカールの中国製造業社が、より安価な賃金で製造できる事を狙って、北朝鮮内に工場を建設し、そこでの製造を始めたためであるとか…


とても悲しいニュースですね…


サーフブランドには、健全であってほしいのですが、このような事態が常態化されているのなら、安心して私達も購入が出来ませんよね…


そうなると、やはり先日の記事で書いた、ケリースレーターの新しいブランドであるアウターノウンなど、製造過程にこだわりを持ったメーカーに目がいきます。


まぁ、値段は全然違ってきますけど…


いずれにしても、貧困がもたらしてしまうこのような悲しい事態…


知っておくべき事かもしれません。

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サーフィン中のケガや事故について




2月18日の木曜日、オーストラリアのゴールドコーストで、ボディーボーダーがワイプアウトの際に首の骨を折って死亡するという悲しい事故がありました。


死亡したボディーボーダーは、初心者でもなく、サーフィンの経験もあった若いボディーボーダーであったとの事です。


また、その前日には、WCT世界ランキング6位のレイキー・ピーターソンが、ホームスポットであるカリフォルニア州ベンテューラにおいてサーフィン中に左足首を骨折しました。


そのため、レイキー・ピーターソンは、来月10日から開催されるロキシープロゴールドコーストの欠場を余儀なくされました。


このように、経験のあるトッププロでさえ、大きなケガを負う事があるサーフィンというスポーツ。


これらの事故は、技量不測や経験不測のみで起こる事ではなく、予測不能の自然相手のスポーツだからこそ起こり得るものであると言えます。


特に、レイキー・ピーターソンの場合は、当時は大きな波ではなく、クローズアウトセクションの最後のグーフィーバックサイドで、図らずもバックウォッシュの波に巻かれて起きた事故であるとの事。


いくら技術的にも経験値的にもMAXだとしても、やはり不測の自体は、全ての人間に起こり得ます。


そこで、できる限り、続けて波乗りを楽しむためには…


1. 気持ちを落ち着けて海に入る。

自分にあった呼吸法や、それこそ念仏的なものを唱えてから海に入ってもいいかもしれません。


2.海に入る前に、軽くでいいから準備体操、ストレッチ、ふくらはぎを揉む等、リラックスして海をよく観察してから入る。


3.少しでも自分の精神状態に変化が生じたら、場所を移動する、若しくは海から上がる。


例えば、そのポイント自体に、岩やテトラなど何らかの不安を感じ始めた場合や、日没による暗さ等を意識し始めた場合。


また、意図せず前乗りしてしまった、されてしまった、周囲のサーファーとの波長?みたいなものが合わない場合など。



4.決して無理をしない。


例え彼女と海に来ていても、自分の技量や体調に合わない波だと感じたら、海に入らないという決断を下す。


サーファーとして、一人前の大人として必須の精神的技術ではないでしょうか。


なぜなら、その決断は命に関わるものだからです。



5.海中、及び自分のボードから離れた場合は、まず顔と頭を守る事を意識する。


両腕でしっかりカバーしましょう。



以上、生意気にも、いくつか思いついた事を書かせていただきましたが、必ずしもこれらを実践したからと言って、ケガをしなくなるとも限りません。



いろいろと気をつけながら、末長くサーフィンと付き合っていきたいものですね。

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ブロックリトルがガンで他界しました。




ガンとの闘いの末、稀代のハワイアンビックウェーバー、ブロック・リトルがガンのため他界しました。48歳でした。



弱冠19歳でエディアイカウメモリアル4位、23歳で準優勝と、輝かしい成果をあげたブロック・リトルは、大波乗りだけではなく、ハリウッド映画でスタントマンとしても多くの作品に出演。



また、歴史あるアメリカのサーフィン雑誌、SURFERやSurfingに1989年から8年間、自らの旅を綴った記事や、ビッグウェーブに関する30もの記事を寄稿したりと、多彩な顔を持ったレジェンドサーファーでした。



ちなみに、ブロック・リトルがスタントマンとして出演していた映画は、トランスフォーマー(2007)、トレーニングデイ(2001)、ダイハード(2007)、パールハーバー(2001)、ゴジラ(2014)、ソウルサーファー(2011)など、多数の有名作品ばかりなので驚きです。


また、スタントマンとしてだけではなく、スタントのコーディネーターとしてや、作品によっては、脇役としても出演していたようです。



トッド・チェイサーやシェーン・ドリアンなど、現在もビッグウェーバーとして活躍するレジェンド達からも、メンター、アドバイザーとして慕われていたブロック・リトル。



1994年12月23日に、マーヴェリックでマーク・フー、マイク・パーソンズと共に大波にチャージしていたブロック・リトル。


その日、親友のマーク・フーを失った悲しみは、計り知れないものがあったと思います。



しかし、今は、世界中の彼を知る人々が、悲しみにくれています。



本当にたくさんのトッププロ達が、インスタグラム等でブロック・リトルを讃え、惜しんでいるのを見ると、素晴らしい方だったんだなと改めて感じます。


亡くなる前にインスタグラムで、Lucky to be surrounded by love. とコメントを残し、笑顔を見せていたブロック・リトル。


最後は家族や仲間達に見守られて、静かに息を引き取ったそうです。


ご冥福をお祈りします。

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大原洋人がケガから復帰!




大原洋人がケガから復帰したようです。


今月1日、ハワイのパイプラインにて、ボルコムパイププロ出場前の練習中に、腰の捻挫のケガのため休養していた大原洋人が、自身のインスタグラムで、復帰後初となるサーフィン映像を公開しました。


まだ本調子ではないようですが、映像を見る限りは、大事には至っていなかったようです。


腰の痛みも取れ、順調に回復に向かっているようですが、最初に彼がベッドに横たわっている映像を見た時は、少しショッキングでした…


首まで固定され、酸素マスクまで付けていたものですから…


何はともあれ、早くに海に戻れたのは良かった!
本人もかなり嬉しそう。



ご存知のように、大原洋人といえば、Vans US Openで、大会史上初の日本人チャンピオンとなる歴史的快挙を成し遂げたトッププロです。


ちなみに、彼は千葉県一宮出身で、お姉さんの大原沙莉も2012年にボディーボードで世界一になっています。


大原洋人が優勝したのは、プロサーフィン界の一次リーグとも言うべきWCTにでる資格を得るための二次リーグ的なWQS。


しかし、Vans US Openは、得られるポイントも高く、WQSの中でも最高位の大会でした。


現在、WCTで活躍する選手達は、ケリースレーターをはじめ、大原洋人より一回りも年上の選手ばかり。


現在19歳の大原洋人はまだまだこれからだと思います。 


現在は、世界的なレジェンドサーファーとして、認められている糟谷修自のもとで指導を受けている大原洋人。


2014年には、ガブリエル・メディーナがブラジル人初の世界チャンピオンになりました。


アメリカ人、オーストラリア人が王座を独占するのも、過去の話になりつつあるかもしれません。


そうであれば、日本人初のWCTチャンピオンが生まれる日も遠くはないかもしれませんね。

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リップカールが2015年SIMAで最多5部門受賞!



リップカールがSIMAイメージアワードで6部門中5部門を受賞しました。



SIMAイメージアワードとは、昨年一年間でサーフィン業界に影響を与えたサーフカンパニーに送られる栄誉ある賞で、サーフィン界の発展に寄与した会社にのみその受賞資格があります。



SIMAとは、いわばサーフィン関連のメーカーの組合みたいなものです。



メンバーに入るのも条件があり、年間で20万ドルの利益があるかとか、アメリカ国内にオフィスがあるかとか、これらの一定の厳しい条件を満たした会社のみが入れる団体なので、この中での5部門の受賞は快挙でしょう。



ビラボンやRVCA、クイックシルバーにキャプテンフィン、まぁ聞いた事のある主要なメーカーはほぼメンバーに入ってます。



受賞した商品の中でも、昨年、特に目を惹いたのは、やはりサーチGPSでしょう。



タイドグラフだけでは無く、GPSを使って、そのポイントでのライディングの距離や本数も記録ができ、アプリをダウンロードすれば、自分のライディングの履歴を確認できます。



また、トッププロサーファーの一日のライディングも確認できる超スグレモノです。



ただ、やはり値段が…いい値段してます。
ちなみに、私は個人的には高い時計をして海に入るのはちょっと気が引けるので、G-shockを使ってます。



しかし、昨年出た商品の中では、かなりインパクトがあったのは間違いなく、コンペティターの方達にとっては、画期的な時計だったと思います。



その他の受賞は、女性マーケティングキャンペーン部門ではマイビキニ。



ウェットスーツ部門では、肩から着脱する革新的なウェットスーツのフラッシュボムジップフリー。



ちなみに、リップカールの開発したフラッシュボムは、ウェットスーツの中に着るインナーベストですが、何と電池で暖まります。



女性用水着ブランド部門受賞。



男性用ボードショーツ部門ではミラージュMFドライブ。



昨年は、クイックシルバーが破産申請したと言う、衝撃的な出来事がありましたので、こういう画期的なく商品をどんどん出して、サーフィン界を盛り上げて行って欲しいですね。

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ケリースレーターがアウターノウンについて語る




ケリースレーターがアウターノウンについてインタビューに答えました。


徐々に明らかになってきた、ケリースレーターが手掛ける、アパレルウェアブランドのアウターノウン。



昨日、アウターノウンからプロモーションビデオがリリースされました。



その内容は、漁に使う網をリサイクルするシーンで衣服を作る、とても印象に残る内容のもの。



ケリースレーターももちろんそのビデオの中に登場していました。



私も、気になってインターネットでアウターノウンの服をいろいろと検索してみたのですが、値段は通常からすれば、決してリーズナブルとは決して言えるものではありませんでした…




しかし、ケリースレーター曰く、そのあたりにも相当こだわりがあるようで、いくつか調べてみました。




まず、やはりは値段についてですが、これに関しては、現時点では妥協はしないものの、将来的には値段が下がってくれば良いのに…と考えているようです。




というのも、私達は安くて簡単な衣服を好んで着ているのが現状です。



そして、それらについては既に市場がカバーしているとケリースレーターは述べてます。



なので、あえてケリースレーターは製造工程や素材に相当のこだわりを持ち、値段が高くても、メッセージ性のある高品質なものを提供して行くべきである、という彼ならではのこだわりを持っているようです。



私達は何を着ているか、それはどこから来ているのか、どのような人が作っているのか、どのようにして作っているのか…




いつかは、アメリカの企業もこれらの事をクリアに公表できる服作りをして行ってくれるようになれば…



このあたりに、ケリースレーターの夢、希望、願望あるようです。




いろいろと話題が尽きない、ケリースレーターが立ち上げた、アパレルブランドのアウターノウン。



まずは、ケリースレーターの想いに共感を得たファンの人達から支持を得そうです。

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タイタンオブマーヴェリックはニックランブが優勝!



ニックランブがタイタンオブマーヴェリックを制しました!



本日、日本時間2月13日土曜日の午前1時から、アメリカ、カリフォルニア州ハーフムーンベイにて、エディアイカウメモリアルに次ぐビッグウェーブコンテストのタイタンオブマーヴェリックが開催されました。



コンディションはほぼパーフェクト。


ハワイのワイメア湾からそれたストームは、北カリフォルニアに向かい、世界で最も恐ろしい波が立つマーヴェリックに期待通りのビッグウェーブをもたらしました。



優勝したニックランブですが、14歳から家族の理解のもと、マーヴェリックへの挑戦を続けてきたそうです。



中でも彼のお父様はすごく応援してくれてて、とても力になってくれたそうです。



ニックランブは現在27歳。
サンタクルーズ出身で、いわばマーヴェリックはいつもの場所。



しかし、彼曰く、マーヴェリックは、エベレスト山とナイアガラが合体したようなものとの事。


一歩間違えば、コンテスト中に重大な結果が十分に起こりうる、映画の舞台にもなった危険な場所での一大イベント。



ファイナリストは、ジェイミーミッチェル、テイラーフォックス、グレッグロング、カルロスバール、トラビスペイン、そしてニックランブ。


映像を見てて、自分達のやっているサーフィンではあり得ないようなスープにもまれる世界最高峰のビッグウェーブァー達を見て、改めて勇気とパワーをもらったような気がします。



なお、ニックランブも含めて、WSLのビッグウェーブツアーに参戦している選手も居てますが、このコンテストはツアーのポイントには加算されません。

  
しかし、彼の勝利は、地元サンタクルーズのサーファー達に、大きな喜びと希望を与えるでしょう!


ちなみに、ニックランブの獲得賞金は3万ドル。
グレッグロングは最も大胆なドロップをした賞として1万ドル。
ジェイミーミッチェルはベストバレル賞で5000ドル。


レッドブル主催の命掛けのコンテストとあって、賞金もすごいです。

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2015年は過去最多数のシャークアタック




2015年は過去最多数のシャークアタックがありました。

皆さん、ご存知のように、南アフリカでのWSLのツアー中、ミックファニングが、ジュリアンウィルソンとの優勝を賭けたファイナルヒート中に、シャークアタックに遭遇し、間一髪のところで難を逃れた事は記憶に新しいと思います。



また、先日のブログでもお伝えしたように、オーストラリアのタスマニア島でも何日か前にシャークアタックが有りました。



幸いにも、サメはボードに噛み付いただけで、ケガ人はなかったとの事ですが、最近は特にサメに関するニュースを聞くことが多く、2015年は過去最高のシャークアタック数となったようです。



2015年は、98件のシャークアタックの件数が報告されていますが、その中で亡くなった方は6人、少なくとも、4日に一回は世界のどこかで誰かがシャークアタックに遭遇している事になります。



亡くなった方のうち、一人はハワイでシュノーケリングの最中に、二人はインド洋のレユニオン島、オーストラリアでは日本人の方が、その他はエジプト、ニューカレドニア…



2015年のシャークアタック数は2000年に最多を記録した88件を10件も上回る数だそうで、その中には、ニューヨークのロングアイランドにて、ブギーボーダーが襲われた事例も…



中でもアメリカが59件と最も多く、そのうちフロリダが最多の30件、この数は、同地の15年前の10倍に上るそうです。



その次に多いのはオーストラリアの18件、次いで南アフリカの8件となってます。



サメの個体数の増加、近年のSUPブームなどによる海に入る人の増加、海水温度の上昇などにより、以前よりサメに遭遇する確率は増えてきています。



シャークアタックの危険性は、決してサーファーだけの問題ではなく、ビーチで普通に海水浴する方達にも該当します。



以下に、私がいろんな方達に今迄に伝え聞いたシャークアタックの防止策や、アメリカ、フロリダ州のインターナショナルシャークアタックファイルが公表している対処法などをランダムにまとめてみました。



これから暖かくなり、海に出かける方のご参考になれば幸いです。



1.サメが活動的になる明朝や夕暮れ時の入水を避ける。


もう20年以上前ですが、バリ島のクタビーチで波乗りしてると、夕暮れ時に知り合いのローカルサーファーが、以前、夕暮れ時に波乗りしてると、二匹もサメを見た事があるから、と言って、急いで海から上がってました。




2.黄色のサーフボードを使用しない。


サメは、海の中では黄色が血液の色に見えるらしく、ミックファニングも南アフリカでの一件に遭うまでは、黄色のボードを使用していたようです。




3.小用はアウトでするのではなく、インサイドまで行ってから。また、ケガなどで流血がある場合はすぐに海から上がる。


お食事中の方、すみません…
サメは匂いに敏感らしく、一滴の血でも100メートル先から匂いが分かり、もちろん尿に関してもそうであると聞いた事があります。


個体差もあると思うので、科学的根拠は不明ですが、特に女性の場合は男性と違って、定期的に身体に変化が訪れる事があると思いますので、そのよう時期においては、もしかしたら特別の注意が必要かもしれません…



4.ハンマーヘッドはアンモニア臭がする。


ハンマーヘッドが近づいてきて、海で匂いが分かるかどうか不明ですが、少しでもおかしいと思えば注意が必要です。



5.イルカがいるところには、サメが居てる?しかし、イルカはサメを追い払ってくれる?


バリに居てる時に聞いた話です。イルカが居てても一応の注意が必要だと思います。



6.白色は自分の身体を大きく見せる色。サメは自分より大きな生き物を襲わない。なので、伊勢の海女さんは白い服で海に入っている?


小さい頃にどこかで聞いた話ですが…



7.サメに遭ったら鼻先をパンチするか、目に指を入れる。


サメの急所は鼻先だそうです。ミックファニングも次に襲って来た時は、鼻先を殴ろうと待ち構えていたらしいです。

この人は本当にすごい…

ちなみに、ニュース映像でも出てた、ミックファニングを襲ったサメですが、あの尾びれの大きさからすると、相当大きなサメだったのではと言われています。

海から上がった後のミックファニングのリーシュも、映像では見事にスパッと切れてましたね…恐ろしい!


8.釣りをしている人達の近くでは、海に入らない。

インターナショナルシャークアタックファイルの記述です。


9.ジュエリーなどの光り物を付けて海に入らない。


インターナショナルシャークアタックファイルの記述です。



10.一人で海に入らない。


サメの発見は周りの人から知らされる事もあります。また、自分の身に何かあった時に、救援を呼ぶためにも、一人で海に入るのは避けましょう。


最後に…

サメは腰ぐらいの深さがあれば、普通に浅瀬のビーチまで入ってくるそうです。

現に、私が過去に滞在していた西オーストラリアでも、数ヶ月前に、いつも行っていた浅瀬のビーチでシャークアタックがあり、不幸な結果になってしまった方がいらっしゃったそうです。


海は素晴らしい恩恵を私達に与えてくれますが、その恩恵を受け続けるためにも、細心の注意を払って、波乗りしたいですね。

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